読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

WELQ問題で医療情報の価値が高騰しているらしい

僕の妻は看護師の資格を持っているが、病院ではなく企業の委託で健康保険室を運営する会社に所属しながら企業保健師をしている。

その会社では以前からWeb媒体向けの医療情報の執筆やその監修を業務の中で細々と行っていて、妻も定期的に記事を書いていたようだ。

詳細を聞いてみると、さすがに1文字1円なんてことはないが、仮にも国家資格を持った人によくこんな低単価で記事を発注できるもんだと驚いた記憶がある。 明らかに割りに合わないビジネスだと思うのだが、社長さんの人がよくて請け負ってしまったのだという。

ところが最近事態が好転しつつあるようだ。 その引き金を引いたのはもちろんタイトルにもあるWELQの件だ。

ここのところ会社に記事の監修をしてほしいという引き合いが相次いでいて、しかも記事あたりの単価もこれまでの数倍なのだという。 これまで看護師や栄養士の資格を持った社員が正しい医療情報を発信してきたわけだが、ようやく正直者が真っ当に評価されるようになったようで、僕はこのことをとても好意的に受け止めている。

しかし、同時にこれが一時的な特需で終わってしまうのではないかとも危惧している。 今回のWELQは後ろにいたのがDeNAという上場企業だったからこういう形での決着を見ることになったが、もっとアウトローな存在がやっていたらどうだっただろう。 いや、すでにそういうのはたくさん存在しているし、一連の報道の中でDeNAのやり口は広く知られることになってしまった。

今回の一件で高騰した単価が、そうしたルールを守らないやつらのせいで割に合わなくなって、結局元の状態に戻ってしまうのではないか。 そう考えるとGoogleの責任ってすごく大きいし、頑張って欲しい。

案外世界の警察はアメリカじゃなくてマウンテンビューの天才たちなのかもしれないね。