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In Time

movie review

In Time

主演は The Social Network で Sean Parker 役を演じた Justin Timberlake。

 科学技術の発展により人々は25歳で肉体の成長が止まり、それ以降は年老いることもない。時間が通貨のように利用され、人々の間を行き来している。毎日明日を生きるための時間を稼ぎながら生きながらえている人もいる一方で、何十年何百年も25歳を繰り返している富裕層もいる。貧困層出身の主人公がふとしたきっかけで社会のシステムの裏を知りそれに立ち向かう。

 

以下若干のネタバレを含む

 

はっきり言うと、せっかくの世界観をまったく活かせていなかったと思う。科学技術が発展した近未来のはずなのに、やたらと警備がザルだったり、主人公の父親が何かしらのキーパーソンっぽい雰囲気を醸していた割に、実はそれほどでもなかったり。主人公が百万年分の時間を盗み出し、人々に分け与えようとする場面で「そんなことをしても無意味だ、何故なら人々は永遠に生き続けたいと望んでいるからだ」「誰かを犠牲にした永遠の命などあってはならない」という、おそらくはこの映画のメッセージが込められているであろう会話の部分があって、後進国の犠牲の上に成り立つ繁栄を享受している先進国のことを暗に批判しているのかな、とも思ったけれど、だとしてもそれを打破する方法がテロリズムというのは(娯楽映画としてはいいけれど)なんか微妙な気がした。

世界設定に興味を持って映画を観ようと思った身としては、期待はずれ感が否めなかった。