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タイミング

日々の生活の中で、大なり小なり、選択を繰り返しながら僕達の人生は進んでいく。
その時々で、ベストだと思う方向へ舵を切りながら、そして、たまに後ろを振り返ってあの時逆に進んでいたらどうなっていただろうかと思いを巡らせる。

結局ほとんどはタイミングの問題なんだと思い知る。
あの時は右にいくのが最良だと信じた、けれどその分かれ道に出会うのがあと少し遅かったら、左に進んだかも知れない。

「あのタイミングで決断できてよかった、この方向でよかった」と思えれば幸せだ。

逆に「もっと早く(遅く)に出会えていれば」となることもある。
いや、むしろこっちの方が大半だ。

己の自堕落な生活による後悔は、日々の積み重ねによりある程度は回避できるが、運命のいたずらとでも言うべきこのようなタイミングの悪さは、これが人生の面白みだ、と受け入れる他ない。


初恋の人が結婚するという。

僕が見ていた時、彼女の視界に僕は無く、彼女が僕を見ていた時、僕の瞳には他の女性が写っていた。

そんな間の悪さで、僕らが手を取り合う日はついに訪れなかったけれど、僕は彼女の幸せを切に願っている。