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ガネーシャの教えに従ってWikimedia財団に寄付をした

夢をかなえるゾウ 文庫版

先月夢を叶えるゾウという本を読んだ。ベストセラーになったし、読んだ人は多いと思う。読んだことない人は、この本は自己啓発書の一つではあるけど、小説のように純粋な読み物としても楽しめるので、オススメしたい。

読んでいない人には若干のネタバレになってしまうけれど、ガネーシャの教えの一つに、寄付をする、というのがある。作品の中では、コンビニのお釣りを寄付しなさい、という内容だけど、今回僕はその教えに従ってWikimedia財団に寄付をすることにした。円高だし、僕の1000円もきっと浮かばれるだろう。

少なくとも僕はWikipediaを毎日のように使っているし、あれは人類の財産だと思っている。どこの誰が、何のために、どうやって使うのかも分からない寄付先も沢山あるなかで、Wikimedia財団に対する寄付は、San Flanciscoに本籍を置くWikimedia財団が、Wikipediaというサービスを維持するために、679台のサーバと73人の従業員と彼らの家族の生活のために使われる、ということが明示されているし、何よりも、僕の寄付によってWikipediaというサービスが維持され、その結果、僕の知的好奇心を満たしてくれるのだ。

Wikipediaの寄付の呼びかけを毛嫌いする人は沢山いるし、その気持は分かる。

でも、何でもかんでも無料というのは、僕はよくないと思っている。貨幣というものの本質がどこにあるのか、僕は経済学者じゃないから知らないけれど、少なくともお金を差し出すという形で感謝の気持ちを伝えることはできる。他の方法があるのなら、そっちの方法でやったっていいけど、現実問題、彼らはお金を必要としていて、どうせ伝えるのなら、相手が最も喜んでくれる方法で伝えるべきだ。そして彼らは「寄付をしてくれてありがとう」とお礼のメールを僕にくれる。善意と善意の連鎖でWikipediaは動いているのだ。

他の誰かが寄付をして、それでWikipediaが維持されて、そこにタダ乗りするのが客観的には一番合理的な判断なのだろうと思う。しかしながら、僕は経済合理性だけを追い求めて生きているのではないし、それでは味気ないと思う。

あなたもWikimedia財団に寄付をしてみてはいかがだろうか。世界で5番目に多くの人に使われているサービスを、僕達の善意がほんのちょっぴりでも支えているのだと思うと、誇らしい気分になれるし、なにより、これはガネーシャとの約束なんですから。