下北沢の個人的おすすめスポット

2年近く住んだ下北沢を離れることになった。この街の魅力を忘れぬよう、また他の人にもより知ってもらえるよう、個人的なお気に入りスポットをピックアップして書き記そうと思う。なお下北沢駅南口側に集中しているのは、僕がそちら側に住んでいたから。

KAISO、珈琲おーるど、鉄板焼 さわ の並び

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下北沢というと駅前のごちゃごちゃしたところを思い浮かべる人が多いと思うが、駅から少し離れた徒歩圏内にも素敵なお店がたくさんある。そんな下北沢の界隈でもこの一角は特に強烈な輝きを放っている。

KAISO の焼きたてバケット

開店時間の安定しない不思議なパン屋。バケットがとにかく美味しい。丸かじりで一本食べても苦にならない。現時点で僕の中で東京で一番美味しいパン屋。

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パンが輝いているのが分かるだろう?

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おーるど のマスターのちょび髭

下北沢はがカフェが多くて、休日ともなるとカフェ巡りをする人でどこも賑わう。例えば ネイバーフッド アンド コーヒー (スタバ系列)なんかは人気すぎて暇つぶしにふらっと立ち寄るような感じではなくなってしまう。

その点 おーるど はいつ行っても適度で、22時30分まで開いているから夜にふと本を読みたくなった時に行くこともできる。カウンターの奥に置かれているコーヒーカップは全部違っていて、客によって使い分けているのかも知れない。

並びの写真でも分かるように、店の窓にOLDの文字でヒゲの生えた顔が描かれているが、あのままのマスターが出迎えてくれる。マスターの醸し出す雰囲気も含めて楽しめる純喫茶だ。

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さわ のブロッコリーとエビを炒めたやつ

このお店もまたどれもこれも美味しいのだが、特に「さわコース」の途中に出てくるブロッコリーとエビを炒めたやつが美味しい。これ世界で一番美味しいブロッコリー料理なのではないか?下北沢で食べたものの中で一番を選べと言われたら、僕はこのブロッコリーの炒め物を選ぶだろう。

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店の雰囲気もいいし、店長もどことなくブラピに似てて、注文に応える時の「あいよ」の声が渋い。値段はそこそこするが駅前の騒がしい雰囲気から離れて落ち着いて美味しいものを食べたいならおすすめ。

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他にもいいお店がたくさん

上記3店舗はもちろん美味しいが、それ以外にも下北沢には美味しいお店がたくさんあって、一つ一つあげて言ったらきりが無い。ここでは特筆すべきお気に入りの店だけを取り上げる。

ティッチャイ のパッタイ

後述するアール工房の近くにあるタイ料理屋さん。下北沢には何件かタイ料理屋さんがあるけれど、ここが一番日本人(僕)好みのタイ料理を出してくれて美味しい。というわけで、そもそもこのお店は何を食べても美味しいが中でもパッタイが美味しかった。店員さんが楽しそうに仕事しているのもいい。

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Da Oggi のピザ

窯焼きの美味しいピザが食べられる。どれにしようか迷ってしまうが、実はお願いするとハーフアンドハーフもやってくれる。

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引っ越し前の最後の晩餐を さわ と迷った挙句、僕は Da Oggi に行くことにした。それくらいお気に入りのお店。

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RBL で思いがけない本との出会いを楽しむ

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RBL は最後の最後に見つけたカフェ。クイズ作家の店長(?)が執筆のために買い集めた数千冊の本が壁いっぱいに並んでいて、それを読むことができる。ソファーの固さがちょうどよくて本を片手についつい長居してしまう。金土日の午後しか空いていないという知る人ぞ知る隠れ家的スポット。

rblcafe.jp

あーる工房 の楓太

代沢三叉路から駅に向かっていく途中にある仕立て直し屋さんで、僕は靴を直してもらったことがある。

ここはお店の前に毎日店員さんの一言コメントが掲載されるのだけど、そこに毎日のように息子さん(楓太)のことを書く店員がいて、さながら成長日誌を眺めるように楽しむことができる。完全に地元民だけの楽しみなんだが、僕は特に外に用事がない日も、これを読むためにお店の前まで歩いて行った。

あまりに楓太を気に入りすぎてクリスマスに絵本をお店の前に置いていったら翌日店員さんから返事をもらえて嬉しかった。

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もう楓太の成長を見守れないことが下北沢を離れるにあたっての最大の心残りかもしれない。

北沢タウンホールの空中庭園

実はバスターミナルがある北沢タウンホールの屋上に行くことができる。近所の Bookend coffee でテイクアウトしたコーヒーを片手にふらっと立ち寄りたい。

思い思いに生きている人たち

下北沢といえば東京でも何本かの指に入るくらいサブカル臭の強い街だと思う。全身ピンクのおじさん、奇抜な格好をした若者、アコーディオンを路上で弾いているおじさんとか、他の街ではなかなか見かけない人たちが、下北沢では当たり前のように歩いている。毎週土曜の夜になると駅前で漫画を読み聞かせてくれるおじさんが出没する。

都心へのアクセスの良さ

新宿と渋谷にそれぞれ電車で10分程度という立地。吉祥寺も電車で一本。

僕が高校生の頃の下北沢駅というとボロボロの駅舎に開かずの踏切があるみたいなイメージだったが、今では小田急線も地下に潜ってスッキリした。工事完了を見届けられないのが残念だ。

総評: 左京区のような住み心地

チェーン店より個人のお店がたくさんあって、この自由な雰囲気とか、繁華街が近くにあるとか、下北沢はどことなく左京区、特に京大周辺に似ていて本当に住み心地のいい街だった。

楽しい思い出をありがとう。

SOFT SKILLS - ソフトウェア開発者のキャリアを事業と捉える

会社で普通に働いていると、つい自分は会社の従業員に過ぎないという考えになりがちだと思う。しかし、視点を少し変えて、会社を自分自身のソフトウェア開発という事業の顧客、つまり自分はソフトウェア開発能力というサービスを売る事業を行なっていると捉え直すとどうだろう?見えかたが変わってくるのではないだろうか。というのも、事業で利益を引き出すには多くのものを必要とするからだ。

会社には経営者や経理、人事担当など様々な職種の人が働いているが、ソフトウェア開発者という事業も同様に多くの側面から構成される。もちろん必要に応じてアウトソースすることも可能だが、資金力の乏しいスタートアップの頃は自分でどうにかしなければならないだろう。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLSはそんな「ソフトウェア開発者としての事業」の様々な側面を捉え、事業を成功させるために必要な知識を綴った本だ。自分のキャリアを事業と捉えるという話は、本書の最初の方に出てくる。

キャリアの出発点に立ったソフトウェア開発者の大半は、いくつかの大きな誤りを犯している。その中で群を抜いて大きい最大の誤りは、ソフトウェア開発のキャリアを事業(ビジネス)として扱っていないことだ。

事業で利益を生むには魅力的な製品あるいはサービスが必要だ。事業者は絶えず製品を改定、改良し、それを宣伝する。ソフトウェア開発者もそうでなければならない。

この本には実に様々なことが書かれている。新しい知識を効率よく学習する方法とか、生産性を高めるためのアプローチみたいな話から、給与交渉のやり方や独立コンサルタントとしての料金設定の方法、定職を捨てて契約プログラマーになるリスクの測りかた、健康維持のためのフィットネスとか、果ては不動産投資まで。70章以上あるので一つくらいは目を惹くトピックが見つかるのではないだろうか。

逆に内容が多岐にわたり過ぎて一つ一つの話題は小粒になっているため、実践的な方法を知るにはこの本を読むだけでは不十分なことが多い。興味を持ったら次はそれぞれの話題に特化した本を読む必要があるだろう。とはいえ、色々な分野へのとっかかりを得るのにはいい一つ一つのトピックがほどほどの分量でまとまっているので、手をつけやすいのは良かった。

ちなみに、著者がもともとソフトウェア開発者なのでエンジニアリング的アプローチも多いとはいえ、はっきり言って技術書というよりは自己啓発書の類に近いと思う。

2016年の振り返り

今年は(も)ほとんどブログを書かなかったが、年末に来て確変が起こってるのでこの勢いに乗じて今年の振り返りをしようと思う。

2016年も終わりが近いので急ぎ目で

仕事

今年は会社的にも色々と大きな変化がある一年だった。特に10月以降の怒涛の日々が凄まじかった。年明けからが楽しみであると同時に、自分に求められる役割も大きくなる(自称)ので、気張らねばならぬ。

会社の規模が大きくなって来てCTO的な役割を求められる割合が大きくなった一年でもあった。しかし、プレイヤーとしての仕事を多く抱えてしまったためにあまりそういう方面で活動をできていなかった。それだけでなく、自分自身の覚悟が圧倒的に足りていなかった。この点は大いに反省せねばならない。

思いをどれだけ持っていても行動を伴っていなければ意味がない。

新しく書いたOSS

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正直そんなに活動できていない。来年はますますプライベートの時間がなくなるのは避け難いので選択と集中で行きたい。

他に

js_rails_routes

railsのルーティングからjavascript用の便利関数を作るgem。便利だと思って作ったけど、結局自分でも使ってない。

textcomplete

正確にいうとリポジトリを作ったのは2015年だけど、正式に動き出したのは2016年。jquery-textcompleteがjQuery依存で辛くなって来たので書き直した。

少し関係ないけれどなんで辛いか書いておくと、今年に入ってから妙に作られるissueのレベルが下がって来ている気がしていて、jQuery使うのは初心者だけ、みたいな風潮があると思う。

parallel-rspec

RSpecを並列実行するためのgem。完全に車輪の再発明だが、Rubyで初めて fork(2) を使ったりしてなかなか得るものも多かった。やはりRubyは書きやすい。

x86

毎年1つは新しい言語を学ぶことにしているので、今年はRustでx86エミュレータを書いた。低レベルプログラミングに適したプログラミング言語を触るのが久しぶりだったのでとても楽しかった。言語の機能を使い切れた気は全くしていないが、記憶に残ったのはやはり所有権だろう。所有権の便利さを実感するには至らなかったけど、確かに言われてみればこうすることでメモリの安全性を高めることはできるなと。

redpen

RedpenのRuby用gemがメンテナンスされていないので書き直したやつ。increments/job-descriptionsのためにやった。

プライベート

プライベートの一番大きな変化は、冬の終わりに子供が生まれることだろう。妻のつわりで大変だったなとか、胎動で感動したとか。来年は家に新しいメンバーがやってくる。その日まで、残りわずかの二人の日々を楽しんで行きたい。

終わりに

あと数分で2017年。きっといい年になる。